107 :殿堂 2015/06/18(木) 23:45:40 ID:g1pFifdDe
後々修羅場だったんだなと知った知人の結婚式
新郎と新婦は新郎が経営するお店のお客さんで新婦からの猛烈アピールで結婚。
お店と言っても趣味系の小さなお店で、常連さんがかなりの頻度で立ち寄り和気藹々と談話しちゃうようなお店。
元々は新婦はその店の常連である新婦会社同僚男に薦められてその趣味を始めた。
新郎は店を構えるために多少の借金も有り、さらにちょっと体が不自由と言う事と
新婦との年の差の事もあり最初は新婦からのアプローチを断っていた。

店の常連となりつつ有った新婦が、同じく常連の私たち夫婦に相談をしてきて応援をする事に
程なくカップルとなり結婚する事に・・・ ここまでが前置き。

新婦は新郎の人となりを見抜いて結婚を決めたので
新郎が質素ながらもキチンと挙式しようと言うのを 借金があるし
勿体無いから写真だけで済ませようとしていたところ
新婦に店を紹介した同僚男が私たち常連に相談を持ちかけてきて
うちらが主催して披露パーティだけでもあげさせて上げようとの話をしてきた。
この案には私たち常連も大賛成!新郎・新婦に打診するととても喜んでくれた。
108 :殿堂 2015/06/18(木) 23:46:23 ID:g1pFifdDe
で、結局はレストランウエディング的な感じで
貸し別荘的な場所を見つけて、ケータリングサービスなども頼んで・・・
それらの打ち合わせを自分から率先して同僚男が行っていた。
元々自分がキューピット役みたいなもんだから!と豪語していた同僚男で
予約の手はずや司会進行などなど、色々な結婚式に参加した事がある私たちからしても
かなり綿密に手際良く行っていたので安心してサポートしていた。

結婚式当日に現地に出向くまでは全く問題無かったのだが
当日約束の時間になっても同僚男が来ない・・・

電話しても繋がらないしメールを何通送っても駄目。
予約していた場所は自分たちの住んでる市から1時間位だったので
仲間内の一人がバイクを飛ばして同僚宅に行ってみると何とアパートは蛻の殻だった。

レンタルスペースの会社に連絡をするとキチンとお金は振り込まれているし
ケータリング会社も指定の時間にやってきた。
中心的人物が不在のまま仕方が無いと言う事で式は開始。

一部事情を知っている店の常連組だけは焦ってるが式は予定通り進む。
と、そこに花屋の方がフラワーギフトを届けにやってきた。
差出人は何と同僚男。豪華な花束にメッセージカードが添えられていた。
109 :殿堂 2015/06/18(木) 23:48:16 ID:g1pFifdDe
サプライズかと言う事で事態を知らない司会者が ここで花束が届きました!
メッセージを読ませてもらいますね!と、メッセージカードを読もうとしたが
言葉が詰まって黙っている。

ザワザワしはじめる参加者。えぇ~個人的なお話が書かれていましたので
この手紙は直接新郎新婦に渡したいと思います と焦った様子。
司会者が新郎新婦に手紙を渡す時も妙に神妙な顔をしてるなと思ったが
手紙を見た新郎新婦が真剣な目つきに変わったと思ったら両名とも涙・・・

店の常連組は差出人が同僚男だったので何かマズイ事が起きたと解ったんだけど
他の参加者は手紙に感動して泣いていると思ったのが幸いだった。
110 :殿堂 2015/06/18(木) 23:48:57 ID:g1pFifdDe
何とか式もお開きになり常連組が新郎新婦の所に行って話を聞くと・・・
同僚男は新婦の事を好きで、同じ趣味を持つ事で付き合いたいと思ってた事。
店主に彼女を取られて自暴自棄になり2chでむちゃくちゃ暴言を吐いた事
レスで相当叩かれた事。
何とか自分の気持ちを落ち着けていたが、数ヵ月後に店主はそれを知らず馴れ初めスレに書き込んでおり
それを発見してしまい自分が抑えきれなくなった事。
店主のことは尊敬してるし恨むつもりは無いけど
幸せそうな2人を見るのは耐えられないと言う事で
結婚式を率先して計画して、それを見届ける事無く皆の前から姿を消す
要約するとこんな感じの事が書いてありました。
(ちなみに手紙には常連の皆さんにもこの手紙を見せて下さいと書いてあった)

アパートを引き払うのも、会社を辞めるのも全て計画しており
翌日勤めていた会社にも精神科の診断書と自己都合退職届も日時指定で送られてきたらしい。

会社でも新婦と顔を合わせ続けなければならないし、趣味の集いでも2人の姿を見せ付けられる
それに耐えれなくなったんだろうね。
地方から出てきている人だったから後日常連組の一人が実家に連絡を取ったんだけど
実家にも タヒぬ事は有りませんが探さないで下さい的な手紙が有ったそうな・・・

常連組以外の出席者は全く不幸ではないけれど
式の用意の相談のとき、店での談笑の時
いつもと変わらず笑い話をしていた同僚男の事を考えると
事の内容を知っている新郎新婦と私たちにとっては後味が悪い結婚式になってしまいました。
引用元:http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/sousai/1414536577/
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